![松の一枚板](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=10000x397:format=jpg:rotate=90/path/s10d1304f629a57fd/image/i3fec7c829ff1e0bd/version/1628903128/%E6%9D%BE%E3%81%AE%E4%B8%80%E6%9E%9A%E6%9D%BF.jpg)
吸い付き桟(すいつきざん)
下駄の刃のように見えるのが、吸い付き桟です。
板に溝を掘り、そこに桟を差し入れ、反ったり、ねじれたりしない様にします。
木は動きます。時間とともに反ったりねじれたりするのですが、吸い付き桟はそれを防ぐために先人が考えた技です。
金物は使わないで、木と木を組み合わせ加工します。
今回の桟は栂材(つがざい)。目にもよりますが、狂いが少なく、適度な硬さと強度があります。
狂うとは動くこと。狂いの少ない栂(つが)に動こうとする松を押さえてもらうという訳です。